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2007年12月21日 (金)

【メルマガ最新号の紹介】:自然の摂理と自然によって育まれる感性の大切さ

今日は、大木日記のメルマガ

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      自然の摂理と自然によって育まれる感性の大切さ Vol.3号
      
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◆こんにちは、大木です。
 本メルマガも準備号を含めて今回で4回目の配信となる。
 今後とも宜しくお願い申し上げます。

◆ 今回は、『致知』2008年1月号特集:健体康心の記事

 【対談】自然の摂理に則って生きる
  斎藤 晶 (酪農家)&木村秋則 (りんご農家)

  http://www.chichi.co.jp/monthly/200801_pickup.html#pick4

 を読んだ読後の感想をお伝えする。

◆自然の摂理に則って生きてこられた斎藤氏と木村氏。
 このお二人の対談は、大木の感性を大変刺激するものだった。
 
 それは、大木の育った幼少期の体験に要因があると思われる。
 読後感に入る前に大木の幼少期の自然との触れ合いについて
 若干お話しさせていただく。

◆大木の実家は埼玉県の坂戸市という所にある。
 6歳の幼稚園の秋に、東京の町田市というところから
 この坂戸に引っ越してきた。
 あまり知名度はない場所ではあるが、
 自然が大変豊かであり、今でも幼少期に町田市から
 坂戸に引っ越してきたことはこの上なく自分の人生に
 おいて好影響をもたらしてくれたという実感がある。
 それには数々の理由があるが、自然の有難さを幼少期に感動し
 ながら体験したことも大きな理由ではないかと思う。

◆幼稚園児の男の子にとって昆虫、特にカブトムシは
 特別な思い出がある人は多いのではないだろうか?
 大木もその一人である。大木のカブトムシとの出逢いは、
 坂戸に引っ越して来る前の町田であった。
 しかし、その場所が問題である。デパートでの売り場であったからだ。
 東京の町田市では今から30年近く前に既にカブトムシを
 デパートで売っていた。その時に記憶は鮮明に覚えている。

 従って、「カブトムシは買う物だ。」と一番最初に大木は
 思ったのだった。またその町田では、長野のおふくろの実家から
 カブトムシの幼虫を贈ってもらい、水槽に腐葉土を入れて飼った
 記憶もある。しかし、自然の中で本来育てるべきものをサナギの
 段階で触り過ぎてしまったため、カブトムシの角が曲がって成虫に
 なってしまったことも今でも鮮明に覚えている。

◆また、大木にはカブトムシだけでなくザリガニについても同様の
 体験がある。小田急線沿線の町田から新宿まで出て行き、
 6歳の時に家族で新宿御苑に行った時の記憶である。
 新宿御苑内の池か沼でザリガニを釣っている人たちがいた。
 彼らはザリガニに”するめ”をえさとして与え、
 それを竹の棒の先に釣り糸で垂らして釣っていたのである。
 赤いハサミのザリガニはカブトムシ同様、
 当時の大木を魅了した。
 見よう見まねで、竹ざおにえさをつけて、
 3歳年上の兄と一緒にザリガニ釣りに挑んだのだった。
 しかし、3時間程ザリガニを釣っていたが釣れたのは
 小さいザリガニ2匹であった。
 釣ったザリガニを入れるものとして、
 急遽購入したものが当時一世を風靡した”ピンクレディー”
 のピンク色のバケツであった。
 新宿御苑ではそれ以外に売っていなかったので
 それを仕方なく購入し、町田までそのバケツにザリガニを入れて
 持ち帰ったのだった。

◆しかしである。そういう東京の町田で育んだ価値観、
 即ち”カブトムシ=デパートで買うもの”、
 ”ザリガニ=池でえさを釣竿に付けて釣るもの”という価値観が
 埼玉県の坂戸市に引っ越してから変わったのだった。
 
 引っ越した坂戸市では、自然に大変恵まれていた。
 先ずは田園地帯が住宅街のすぐ外では一面に広がっていた。
 田んぼがあるということは、用水路がある。
 そこは今まで釣り竿にえさをつけて釣っていた
 ザリガニを獲得する風景とは全く違っていたのだ。

 用水路の幅は約1.5メートル。
 その用水路は当時はまだ、コンクリートのカルバート
 構造ではなく、自然を活かした用水路であった。
 そこで、大木はが目にした光景は真っ赤な用水路であった。
 台風が過ぎ去って、水位が下がった時だったのではないかと
 思うが、水路にできた段差部分にザリガニの大群がいたのだった。
 
 大木は50センチほどある大きな水槽に山ほど
 ザリガニを採って持ち帰った。小学校1年生の時の出来事だ。
 また、用水路で大きなザリガニを1匹つづ捕まえることにも挑戦した。

 ザリガニ潜んでいる穴に腕を突っ込んで指を挟まれながら、
 大きなザリガニを捕まえたのだった。それを見ていた
 小学6年生に”ザリ(ザリガニ)採りのプロ”と小学1年生にして、
 云わせた当時の誇らしげな気持ちは今でも大木にとっては
 重要な思い出である。

◆カブトムシについても同様である。デパートで買うものだと
 思っていたカブトムシが、坂戸では朝でもないのに木にいたのである。
 そして、大木はカブトムシからクワガタ虫へと想いが移っていった。

◆自然豊かな環境で小学生時代を過ごせたことは本当に有難かった。
 自然を相手に机に向かう勉強は全くと云って良いほどしなく、
 小学校5年生で硬式野球に出逢うまでは、毎日のようにクワガタ採りに
 出かけていた記憶がある。そして、スズメバチの怖さや、蛇のマムシ
 の怖さも実際に近くで見て、音を肌で感じた。
 また、アオダイショウと云われる蛇にも噛まれたが、
 幸い毒蛇で無かった為大事には至らなかった。
 正しく格物致知(かくぶつちち)であった。
 
 しかし、幼少期に実体験で培ったもの、体に染み込んだ感覚は
 今でも大変有難いものになっていると思う。
 またこの30年で確実に自然環境が破壊されてきている
 ことも実感としてある。
 
 今では、クワガタは実家で犬の散歩の時に居そうな木を見てみても
 いないのである。森林の自然は一見そのままであるが、
 虫や小動物にとっては確実に住みにくい環境になってきていることは
 確かである。

◆本題に入る前に、前置きが長かったが、今回の斎藤氏と木村氏の対談を
 自分の自然に触れ合った最高の幼少時代を思い返しながら、読んでみた。

 先ず、木村さんが致知本誌PP59での次の言葉にドキッとした。
 
 (下記の致知公式ページ、URL内のPDF参照)
 http://www.chichi.co.jp/monthly/200801_pickup.html#pick4

「何かさ、人間は自然界から見たら、
 針の穴ほどの知識で、この自然をすべて知ったと
 錯覚を起こしているんじゃないか」

 土木技術者として7年間建設業界に勤め、
 4年半は現場で自然を相手に土木構造物を建設するにあたり、
 大型重機やシールドマシンと呼ばれる直径10M以上の機械を
 使用して自然の山を切り開いたり、
 長年の自然の摂理に従って積み上げてきた地層を破壊してくること
 を生業としてきたこと、そして既に上で述べさせていただいた
 幼少期の自然との触れ合いがその感を強くさせた。

◆また、PP59に斎藤さんの仰る
「畜産も、牛の草食動物としての本能をずっと見ておって、
 自然の摂理に則った感性で組み立て直さなければいけないの」

 建設業に携わっていた当時私も含めて、
 このような感性をもって仕事をしている人は
 7年間の間に一度も出会うことはなかった。

◆終戦後に一鍬も起こしてない荒れ地が畑として
 あてがわれた斎藤さんの苦労は我々には
 想像できないのものだろう。

 他の方が気付かないことに気づく感性、
 発想の切り替えをされた斎藤さんの目線は凄かった。

◆致知本誌PP61にあるように、
 斎藤さんは常に“問い”即ち“生きていくための問い、人生に対する問い”
 を常に持ち続けて、自然に対してその答えを求めていたことが、
 斎藤さんの牧場の原点であったのではないかと大木は感じた。
 
 また、斎藤さんが幼少期から常に自然の中で工夫を重ねて考え、
 自然を捉える感性が育まれたことに大木は感動を覚えた。

◆また、同時に我々の子どもたちがこれか育つ環境についての心配もある。

 「今の都会の子供はいったいどこでこのような感性を磨かせればよいのか?」

 本当にこれからは、
 本誌pp66の木村さんの種をまく時の次の言葉、
 「元気に芽を出してちょうだいね」といいながらまくという、この言葉のように
 自然に対しても感謝の心を大切にしていかなければならないだろう。

◆自分が生きている時代だけのことではなく、幸田露伴が云うところの
 ”植福”の精神、自分たちが決して恩恵を受けるものでなくても
 種をまく、次世代が喜ぶ種まきをしていくことの必要性も強く感じること
  ができる名対談であった。

 斎藤氏、木村氏、そして致知に感謝!


 
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